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アートメイクは金属アレルギーでも可能?施術前に注意する点やパッチテストの流れも解説!

アートメイクは金属アレルギーでも可能?施術前に注意する点やパッチテストの流れも解説!

「金属アレルギーなんだけど、アートメイクはできるのだろうか」

そのようにお考えではありませんか?

アレルギーがあっても、アートメイクで顔のパーツの悩みを解消したいですよね!

この記事では、金属アレルギーでもアートメイクは可能なのかを解説します。さらに金属アレルギーの方が施術前に注意する点やパッチテストの流れ、金属アレルギー以外で注意すべき人の症状も解説します。

この記事を読み終わった頃には、アートメイクで金属アレルギーの注意しなければならないポイントが分かるようになります。

それでは早速、金属アレルギーでもアートメイクは可能なのかを解説していきます。

記事まとめ
  • 金属アレルギーでも、アートメイクをすることはできる
  • 金属アレルギーの可能性がある場合はパッチテストが必要
  • 必ず酸化鉄の少ないインクを使っている医療機関を選ぶようにする
  • 花粉症の場合は、アイラインアートメイクはできない
  • アトピーの人は、毎日のメイクによる肌の負担を減らせる可能性がある
  • その他アレルギー体質の人は必ず医療機関で相談する
目次

アートメイクは金属アレルギーでも可能?

アートメイクは金属アレルギーでも可能?施術前に注意する点やパッチテストの流れも解説!

医療機関で行うパッチテストで問題がなければ、金属アレルギーの方でもアートメイクの施術することはできます。

アートメイクの色素には酸化鉄が含まれているほか、施術では金属製の針に触れるため、アレルギーの疑いがある場合はパッチテストが必要です。

重度の金属アレルギーの方には、アートメイクの施術はオススメしません。

ただ、アレルギーやアトピーだからといって最初から諦めてしまう前に、ぜひ一度パッチテストのアレルギー検査を受けてみてはいかがでしょうか。

記事を読む前に……金属アレルギーとは?

金属アレルギーは、汗や唾液などによって金属から溶出した「金属イオン」が、皮膚のたんぱく質と結合すると、身体がそれを異物とみなし、拒絶反応を起こすことによって起こります。
汗をかきやすい夏は、皮膚表面で金属がイオン化しやすくなるため、金属アレルギーを発症する人が多くなります。こうした汗による「接触皮膚炎(かぶれ)」のほかに、歯科治療で用いられる金属や種々の金属元素を含む食品の影響などで、生体内の金属イオンバランスが崩れて起こる「全身型金属アレルギー」もあります。
引用:東洋大学

金属アレルギーの方がアートメイクで注意するべき3点

アートメイクは金属アレルギーでも可能?施術前に注意する点やパッチテストの流れも解説!

金属アレルギーの方がアートメイクで注意するべきポイントは下の3点です。

必ず医療機関でアートメイクを行う

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アートメイクは、必ず医療機関で行なってください。

アートメイクは医療行為です。医療行為は医療機関でしか行えませんが、現在でも違法サロンや無資格なサロンが多数存在しているのが実情です。

医療機関であれば、施術中にアレルギー反応が出たとしても素早い対応が期待できます

また、施術後も、アフターケアサービスなどを利用して迅速に医療機関を受診できるようにしておくことが大切です。

金属アレルギーのおそれがある場合、無免許の施術は特に避けるようにしましょう。

酸化鉄の少ないインクを使用しているクリニックを選ぶ

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酸化鉄(金属)の含有を抑えたインクを使用しているクリニックを選ぶことも大切です。

酸化鉄の含有を抑えたインクとは、FDA認可のインクやMRI SAFEのインクのことです。

FDAとは、アメリカ食品医薬品局(Food and Drug Administration)のことで、日本の厚生労働省にあたる機関です。FDAの認可を受けるためには厳しい基準をクリアする必要があります。

ただ、現時点で酸化鉄を含まないインクは存在せず、アートメイクには金属アレルギーの危険性が常に伴う状況です。

施術を考えている方は、リスクを下げるため、酸化鉄の少ないインクを使用しているクリニックを選ぶようにしましょう。

必ずパッチテストを受ける

アートメイクは金属アレルギーでも可能?施術前に注意する点やパッチテストの流れも解説!

パッチテストとは、48時間アレルゲン物質を塗布して、アレルギー反応を起こすかどうかを調べる検査です。

その際、アートメイクの施術代に加えパッチテストの料金が必要となる場合があります。

パッチテストが無料のクリニックもありますが、詳しい料金は一度クリニックに問い合わせることが必要です。

結果次第では、アートメイクを受けられない場合があります。

金属アレルギーは、時間経過で症状が現れることもあります。
アレルギーの有無は自分で判断せず、必ず医療機関でパッチテストを行うようにしましょう。

パッチテストの流れ

アートメイクは金属アレルギーでも可能?施術前に注意する点やパッチテストの流れも解説!

下記はアートメイクでごく一般的なパッチテストの流れです。

詳しく解説していきます。

1、実際に麻酔をして施術を行う

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パッチテストでは麻酔も行った上で、少量の色素を注入していきます。

パッチテストを行う部分は、耳の後ろなど目立ちにくい部分へ行います。 実際の施術と同じ環境でパッチテストを行えば、針や薬剤、色素など施術に関わる医療器具にて反応がでないかどうかを確かめることができます。

2、アレルギー結果は48時間目安で見る

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パッチテストの結果は、48時間後目安で判定を行います。医療機関や検査内容にもよるため、詳しい時間は確認が必要です。

パッチテストは、アレルギー反応を見るために最低でも2日〜3日はかかります。48時間経過して、所見がはっきりしない場合は7日と延長する可能性もあります。

パッチテストと同じ日にアートメイクの施術は受けられないために、事前にクリニックにパッチテストの相談しましょう。

金属アレルギー以外で注意すべき人の特徴

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金属アレルギー以外で注意すべき人の特徴は、下記の通りです。

金属アレルギー以外で注意すべき人

花粉症

アートメイクは金属アレルギーでも可能?施術前に注意する点やパッチテストの流れも解説!

アートメイクでは、花粉症の症状が出ている場合、アイラインアートメイクの施術を断っているクリニックが多いです。

花粉がアートメイクに直接影響するのではなく、目元に触れることが問題になります。

アイラインのアートメイクを行った場合、1週間は目元を擦らないようにする必要があります。

施術箇所を擦ってしまうと、感染症や肌トラブルのリスクが高くなります。
また、アートメイクの仕上がりにも影響してしまいます。

花粉症の方は、目が痒くなったり、涙が止まらなったりする可能性を踏まえ、花粉の季節はアイラインのアートメイクを避けるようにしましょう。

アイライン以外のリップやヘアラインなど他の部位は、この限りではありません。

ケロイド体質

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アートメイクの施術でケロイドを引き起こしてしまう可能性があるため、注意が必要です。

ケロイド体質とは、施術後の傷跡が赤く盛り上がり、みみず腫れのようになることです。

ケロイド体質の場合は、施術を断っているクリニックもあります。

もしアートメイクをする場合は、カウンセリングの際に施術者に相談するようにしましょう。

薬物アレルギー

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アレルギー体質の人は、施術の際に使う薬品でアレルギーが起こる可能性があります。

とりわけ麻酔クリームと消毒液は、よく使用されます。

薬剤でアレルギーを起こしたことがある方は、必ず医師や施術者に相談しましょう。

アトピー

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施術で使う薬剤によって、アトピーの症状が悪化する可能性があります。

肌の状態によって薬剤を変えるようにしているクリニックもあるため、事前のカウンセリングで確認するとよいでしょう。

一方で、メイクかぶれに悩むアトピーの方も多くいます。

その場合、アートメイクをすると、化粧品の使用頻度が減り、肌の負担を減らせる可能性があります。

いずれにせよ、アトピーの方がアートメイクを検討する場合、皮膚科医に相談するようにしましょう。

アートメイク 金属アレルギー まとめ

アートメイクは金属アレルギーでも可能?施術前に注意する点やパッチテストの流れも解説!
記事まとめ
  • 金属アレルギーでも、アートメイクをすることはできる
  • 金属アレルギーの疑いがある場合はパッチテストが必要
  • 必ず酸化鉄の少ないインクを使っている医療機関を選ぶようにする
  • 花粉症の場合は、アイラインアートメイクはできない
  • アトピーの人は、毎日のメイクによる肌の負担を減らせる可能性がある
  • その他アレルギー体質の人は必ず医療機関で相談する

今回は、金属アレルギーでもアートメイクが可能なのかを解説しました。

この記事があなたにとって参考になれば幸いです。

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